扁平乳頭、母乳不足…それでも完母になった!私の授乳記録

授乳・卒乳
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第二子の息子すけちぃもあっという間に6か月。

ありがたいことに、すけちぃは完全母乳で育てることができています。

ですが、第一子の娘のぽんちゅは混合育児でした。

しかも、妊娠後期の乳頭チェックで扁平乳頭と言われ…授乳にかなり苦労しました。

今回は、扁平乳頭だった私の、1人目の授乳体験を思い出しながらお伝えしたいと思います。

乳頭の分類

まず乳頭ですが、以下のようにわけられるようです。

標準乳頭→乳頭の突出部分が1cm程度
扁平乳頭→乳頭の突出がなく乳輪とほぼ平面
陥没乳頭→乳頭が乳輪よりもへこんでいる

この中で、私は左右とも扁平乳頭でした。

妊娠中に行ったこと

助産師さんの指導で乳頭吸引器を使うこと、そして乳頭マッサージを行うことになりました。

助産師さんに進められて購入したのがこちら「カネソン プチパットα 乳頭補正器

装着部位にクリーム等を塗ってセットした後、中の空気量を調整して吸引するという仕組みのもの。

これ、初めて使った時はめちゃ痛かったです(泣)。

吸引力をゆるくして、短時間から始めました。慣れると、どんどん吸引力や装着時間を伸ばせますよ。

ただ、切迫早産で自宅安静を言い渡されていたため、乳頭吸引器を使ったりマッサージを始めたのは正期産の時期に入ってから。

そのため、出産までに乳頭が治ることはありませんでした…。

出産後に行ったこと

出産後も乳頭吸引器の使用と授乳前のマッサージを続けていました。

しかし、扁平乳頭のため赤ちゃんの吸い付きが悪く、毎回、くわえさせるのにかなり苦労しました。

また、母乳の出が悪かったため、粉ミルクとの混合育児でした。

混合育児から完全母乳へ

たまごの殻が割れているイラスト

入院中

出産病院は総合病院で、母子別室でした。

そのため、授乳時間になると呼び出されるスタイル。

授乳時は、扁平乳頭のため赤ちゃんが乳首に吸い付けず、毎回助産師さんに手助けしてもらっていました。

吸い付かせても、すぐに外れるを繰り返す…。

授乳時間より、吸い付かせる時間の方が長かったです。

そして、母乳もほぼ出ないためミルクをガンガン足されていました。

また、授乳時間が近づくと、その30分以上前から必死で乳房マッサージと乳首のマッサージ。

授乳時間1時間以上、マッサージ30分以上。
だいたい3時間おきに授乳だったため、ほとんど体を休ませることができなかった思い出が…。

時に泣きそうになりながら、マッサージしていた気がします。

今思うと、休まずにそんなに気張ってたら、出るものも出ないよ。何してるんだ、私(笑)。

初めての出産と授乳でフラフラ、不安いっぱいで退院しました。

退院後〜生後0ヶ月目

里帰り出産だったため、1ヶ月実家にお世話になりました。

・・・

授乳時には毎回乳頭マッサージ。合間には欠かさず乳房マッサージも。

しかし、赤ちゃんは全然吸い付けず。

混合育児だったため、母乳が足りず大泣きの赤ちゃんの声を聞きながら、焦ってミルクの準備。

退院してから1週間ほどでお乳が張ってきたものの赤ちゃんが吸いつけず、お乳がガチガチに。

乳腺炎の一歩手前というところまでいってしまい、産後1ヶ月の間に何度も出産病院の母乳外来にお世話になる。

授乳時間:吸い付きのよい左10分、右5分(吸い付き練習のみで終わることも)
ミルク量:40mlから70mlへ
授乳回数:直母、ミルクともに8〜10回(直母授乳後にミルク)

たまごから生まれたひよこのイラスト

里帰りしていたので、家事などは全て任せられる環境ではあったのですが、できることはしないと、と必死でした。

夜、赤ちゃんが泣けば、眠っている家族を起こしてしまうと思い、懸命に寝かしつけをしたり…。

睡眠不足と疲れと産後のホルモンバランスの乱れとで家族に当たることも。

完全にマタニティブルー。

ちょっとは赤ちゃんを任せて体と心を休ませないと母乳出ないよ、と当時の私に言いたいです(苦笑)。

生後1ヶ月

自宅に戻り、赤ちゃんとの生活。

帰って1週間ほどしてから、唾液やミルクを噴射するようにして吐くように。

小児科で診てもらい、ミルク量が多い可能性を指摘され、少し減らすと吐く回数も減る。

右胸にしこりがあり、新生児訪問の際に保健士さんに相談。
吸い残しがあるだけで通常レベルと言われたが、結局卒乳してもしこりが残り、乳腺外科へ通うハメに…(泣)。悪性ではなかったけれど。

授乳時間:左右各10分
ミルク量:日中60ml、夜間70ml
授乳回数:直母、ミルクともに8〜10回(直母授乳後にミルク)

生後2ヶ月

時々吐くことがあるものの、安定している。

直母、左右とも授乳時間が同じなので、今思うと、母乳量が少し増えてきていたのかな。

授乳時間:直母左右各10分
ミルク量:70mlから80ml
授乳回数:直母、ミルクともに8〜10回(直母授乳後にミルク)

生後3ヶ月

3ヶ月目前半頃、例の右胸のしこりが気になり助産師外来へ。マッサージしてもらうと少ししこりが小さくなった?

さらにしこりが小さくなるように、ミルクを減らして直母時間を増やそうと思い、実践。

ただ、3ヶ月健診で成長曲線を下回っていたため、3ヶ月後半から再びミルク量を増やすことに。

夜中、授乳が6、7時間空く日が増えた。

授乳時間:直母左右各10〜15分
ミルク量:80mlから100ml
授乳回数:直母1日7回程度、ミルク1日3、4回程度(直母授乳後にミルク、ただし2回に1回くらいに)

ひよこの姉弟のイラスト

生後4ヶ月

体重は成長曲線の下限ギリギリだが、きちんと増えている。

授乳時間:直母左右10〜15分(前半)、5〜10分(後半)
ミルク量:80ml
授乳回数:直母1日8〜10回、ミルク1日2、3回

生後5ヶ月

後半には離乳食開始。
その頃、寝返りも始めて運動量が増えたためか、ミルク量も増える。

風邪を引いたときには飲みが悪くなったので、夫に母乳マッサージをお願いする(なんでも器用にこなす夫…(笑))。

また、生後1ヶ月頃に気づいた右胸のしこりがなくならないので、乳腺外科へ行くことを決める。

授乳時間:直母左右10分、回数8〜10回
ミルク量:80ml、離乳食開始後100ml
授乳回数:直母8〜10回、ミルク2回(午前と入浴前)

生後6ヶ月

離乳食午前に1回食。6ヶ月終わり頃からは2回食。
その頃から、ミルクが入浴前の一回だけに。

乳腺外科へ通い始める。

授乳時間:直母左右10分、回数8〜10回
ミルク量:離乳食1回食時は午前100〜120mlと午後140〜160mlの回数2回、2回食時は午後120mlの1回
授乳回数:直母8〜10回、ミルクは上記参照

生後7ヶ月

離乳食2回食に。
7ヶ月後半には自然とミルクを欲しがらなくなり、母乳のみとなる。

ぽんちゅも私も体調の優れない日が多く、2回乳腺炎になりかけ、微熱が出る。

授乳時間:直母左右10分
ミルク量:離乳食2回食時は午後100〜120mlの1回、7か月後半にはミルク無しに
授乳回数:直母8〜10回、ミルクは上記参照

鶏ママが目を閉じているイラスト

生後7ヶ月で、母乳のみとなりました。

この後2歳で卒乳するまで、母乳のみで粉ミルクやフォローアップミルクを足すことはありませんでした。

生後7ヶ月で完母に

このように、生後7ヶ月にして完母となりました。

生後3ヶ月頃までは頻繁に母乳外来に通っていたのですが、その時助産師さんに「6ヶ月で完母になった人もいるからねー」と言われ、もう離乳食始まってるやん!それ、完母っていうの?と思った記憶があります。

それをこえる、7ヶ月での完母。

これをどう捉えるかは人それぞれだと思うのですが、私はこの後、娘が2歳になるまで授乳していたことを思うと、完母になったと言ってもいいのではないかなぁと思います。

完母になるには「気長に気楽に」

鶏ママとひよこの親子が散歩しているイラスト

扁平乳頭だった私が完母になるまでの経緯をお伝えしましたが、経験して思う完母になるポイントは…

根気!
赤ちゃんのガッツ!

この2点だと思います。

ここまで読み進めて、コレ!?という感じですが…(笑)。実感としては本当にこの通りです。

産後1ヶ月ほどは乳頭吸引器が手放せず、乳首マッサージも必須。うまく吸いつけずぐずる娘との格闘。

それだけでも授乳にかなり時間を割かなければいけないのに、混合育児であるため、哺乳瓶の片付け等もしないといけない。

そして、常につきまとう母乳不足による不安感。粉ミルクをどれだけ足せばいいのかわからず、頭を悩ませる日々。

混合育児、もう嫌!!
母乳か粉ミルクのどちらかにしたい!

ただそれだけを思いながら、必死でした。

それなのになぜ粉ミルクに切り替えなかったのかというと、粉ミルク育児でも元気に大きく育つとはわかっているものの、やはり母乳育児への憧れがあったんだなぁと今になると思います。

幸い、娘のぽんちゅが、素晴らしい根性で吸い付きにくい乳頭にもへばりついて吸ってくれていたため、乳腺が詰まりやすかったにもかかわらず、なんとか乳腺炎が悪化するのを回避。

卒乳する頃には乳頭も扁平乳頭から標準乳頭になっていました。

ただ、体はずっと小さく、成長曲線の下限をフラフラしている状態。

ぐっと大きくなったのは、離乳食が始まってから。

もう本当にびっくりするくらいの急成長で、1歳になる頃には、平均を上回る大きさになりました。

母乳足りなかったのね、ほんとごめん!と、当時はぽんちゅに謝ってました。

でも、そのおかげで、第二子の息子のすけちぃは初めから溢れる母乳と飲みやすい乳頭でラクさせてもらってます。

女の子は吸い付きが弱いと聞いていたので、諦めかけていた母乳育児。でも、そのうわさを跳ね返す粘り強さとガッツで母乳を吸い続けてくれたぽんちゅには、今でも感謝しきりです。

娘と息子の写真

なお、授乳記録にちょくちょく出てくる右胸のしこりですが、乳腺外科で卒乳後にステロイド治療、と言われていたのですが、ぽんちゅの卒乳後すぐに妊娠したので、結局しこりは残ったままです。

幸い、しこりは悪性ではない上に母乳の出に影響はないので、現在もしこりが残ったまま授乳しています。

本題とはずれてしまいますが、授乳時期にできたしこりはそのままにせず、早めに助産院や母乳外来、乳腺外科などで診てもらった方がいいですよ!

不安材料は早めに潰して、ストレスフリーで授乳することが、母乳の出をよくするポイントのひとつだと私は思います(笑)。

ママも赤ちゃんもストレスフリーな授乳育児を!

鶏ママとひよこの親子がのんびりと過ごしているイラスト

扁平乳頭で思うような育児ができずに悩んでいる方も多いと思います。

今になって思うのは、母乳でも粉ミルクでも、ママがストレスなく育児ができて子どもが順調に育っていれば、それが一番!ということ。

混合育児から完母になったという記事はかずありますが、1、2ヶ月ほどで安定したということが多いです。

ですが、中には私のように、粉ミルクの力も借りながら長期戦で完母になった者もいるということも知っていただけたら嬉しいです。

初産で、しかも扁平乳頭となれば、軌道に乗るまでが長くかなり大変ですが、試行錯誤しながら、赤ちゃんもママも幸せになれる自分達だけの授乳育児方法を見つけて頂きたいなと思います。

この記事が、授乳で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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